※本記事にはPRを含みます
※本記事はインタビュー内容をもとに、個人や勤務先が特定されないよう一部表現を調整し再構成しています。
「病棟が忙しすぎて、朝起きるだけで憂鬱」
「男性看護師って、居場所がない…」
「夜勤なしの働き方に変えたい。でも給料が不安」
今回は、関西で働く看護師9年目の男性にインタビュー。
神経内科・代謝内科を中心に病棟を経験したのち、男性専門の美容外科クリニックへ転職。夜勤を手放してQOLを上げた一方で、自由診療ならではの葛藤から、SNS・在宅ワークへのキャリア転換も視野に入れていました。
この記事では、検索されやすいテーマである
「男性看護師 疲弊」「病棟 忙しい 辞める」「急性期からクリニック 転職」「看護師 9年目 キャリア」
に対して、当事者の言葉で答えていきます。
この記事でわかること
- 急性期病棟で「辞めたい」と感じた限界サイン
- 男性看護師ならではのしんどさ(性別の壁・孤立)
- 急性期→男性専門美容クリニック転職のリアル(業務量・給与・働き方)
- 夜勤をやめて変わったQOL(生活の質)
- 美容クリニックで感じた営業色への葛藤と、次のキャリア
1. プロフィール〜関西で働く男性看護師9年目のキャリア
病棟5年間:神経内科・代謝内科が中心、膠原病・腎臓内科も経験
インタビュー対象者は看護師9年目。
新卒から約5年間、神経内科・代謝内科を中心とした病棟で勤務し、膠原病や腎臓内科の患者さんも診ていたそうです。
現在:男性専門の美容外科クリニックへ転職
その後、男性患者・男性スタッフ中心の男性専門美容クリニックへ。
主に包茎など男性特化の施術が中心で、拠点によっては脱毛も扱うものの、本人が勤務する院では脱毛は担当外とのことでした。
2. 「病棟が忙しい、辞めたい」…限界サインは毎朝の憂鬱だった

朝起きた瞬間に「しんどい」が出る
病棟時代のつらさを聞くと、返ってきたのはすごくリアルな言葉でした。
- 毎朝起きるだけで憂鬱
- 出勤前から気持ちが重い
- このまま続けても良くなる未来が見えなかった
5年目以降、役割が増えるのが確定に見えた
5年目あたりから、現場が見えてくるぶん、先の未来も見えてしまう。
- 中間的な立ち位置になり、責任が増える
- 委員会、後輩指導、役割追加
- なのに「業務量と給料が見合わない」感覚が強まる
病棟の忙しさそのものだけでなく、増え続ける役割と改善の見込みのなさが、離職の背中を押したそうです。
3. 男性看護師の疲弊ポイント〜「性別の壁」が地味に削ってくる

病棟では女性にケアしてほしい患者ニーズが壁になる
男性看護師ならではの悩みとして、特に印象的だったのがここ。
- 患者さん側の希望で、ケアの場面に性別の壁が出る
- 自分ではどうにもできないストレスが積み重なる
男性専門クリニックでは、そのストレスが消えた
転職先は男性のみの環境。
「性別による気遣い・壁」がなくなり、精神的にかなり楽になったとのことでした。
4. 急性期→クリニック転職のきっかけ〜男性中心なら気が楽と思えた
転職理由はシンプルに言うと、こうでした。
- まず「病院を辞めたい」が先にあった
- 情報を見ていたら男性中心の職場が見つかった
- 「男性ばかりなら気が楽かも」と感じ、見学→面接→入職
転職経路は、いわゆる転職サイトよりも、ナースセンター(看護協会系の求人情報)に登録して届いたメールがきっかけ。
たまたまに見えるけれど、本人いわく「アンテナを張ってたから拾えた」と。
5. 病棟 vs クリニック〜業務量・給与・夜勤なし…結局どう変わった?
業務量:病棟と比べて違いすぎる
病棟と比べた業務量については、はっきり「違いすぎる」とのこと。
現職は完全予約制で、1日の案件数はおおよそ4件程度。人員も少人数で、
- 医師:1名
- 看護師:基本1名
- カウンセラー:1〜2名
- 合計でも最大5名ほど
病棟のような「部署間の電話」「急変連絡」「複雑な調整」が少なく、対人ストレスも減ったそうです。
給与:夜勤がなくなってもほぼ横ばい
いちばん気になるお金の話。
結果としては、
- 月の収入は「ほぼ横ばい(やや減)」
- ただし賞与なども含めると「大差はない」
夜勤なしでこの水準なら、生活面ではかなり大きい変化です。
夜勤なしでQOLはどうなった?→「今の方が明確に上がった」
夜勤がつらい理由は、夜勤そのものよりも周辺の時間ロス。
- 夜勤前:落ち着かず、結局ムダな時間が増える
- 夜勤後:回復に時間がかかる(特に30代以降)
- 睡眠負債が積み上がる
夜勤がなくなったことで、生活の土台が整い、QOLが上がった実感がはっきりあるそうです。
6. それでも美容クリニックに違和感が出た〜自由診療の営業色と倫理的モヤモヤ
現職は働きやすい。
でも、そこで終わらなかったのが今回の核心でした。
カウンセリングが実質営業になっている現実
本人は看護師として施術に関わる立場ですが、クリニック全体としては
- オプション追加で単価を上げる
- 高額ローン提案が可能
- 「売上を上げる」圧が空気としてある
この雰囲気を見て、
「ローンを組んでまで必要な手術なのか?」
と疑問が湧き、モヤモヤが積み重なっていったとのことでした。
7. 看護師9年目のキャリア再設計〜SNS・在宅収益へ舵を切る理由
目標は在宅で生活できる状態をつくること
今後について聞くと、答えは明確でした。
- ブログ、YouTube、TikTokなど発信を強化
- TikTokはゼロイチ達成
- まずは現職を続けつつ、徐々に収益を移行していく
働きやすい職場にいながらも、
「ここに依存しない生き方を作りたい」
という意思が感じられました。
8. 男性看護師へのアドバイス〜勉強より先に人間関係スキル
最後に、これから病棟に入る新人(特に男性)へ。
教科書にないのが人間関係。だから挨拶と報連相が効く
本人がいちばん推したのは、技術よりもここ。
- しっかり挨拶する
- 報告・連絡・相談を細かくする
- 「言わなくていいこと」も最初は言う(先輩が安心する)
本人自身、コミュニケーションが得意ではなく、学生実習のグループワークの時点で苦手を自覚していたそうです。
だからこそ、報連相を意識して積むことで乗り越えたという言葉には説得力がありました。
9. 神経内科の急変で学んだこと〜「最初は何もできない」を前提にする
急変時の失敗談としては、インシデントというより
- 初回の急変時に、先輩頼みで何もできなかった
という経験。
そこから、
- 観察・アセスメント項目を事前に学ぶ
- 「急変になる前の兆候」に目を向ける
へ切り替えたそうです。
神経内科で意識していた兆候は、例えば
- 麻痺の悪化
- 意識レベル低下
- 失語
- 食べこぼしなど些細な変化
「日常の小さい違和感を拾う」感覚は、読者にも刺さるポイントです。
📚「急変の前兆」や観察ポイントを整理したい人へ
急変対応って、経験を積んでも“基本の型”に立ち返るとラクになります。
疾患別にポイントを短く整理できるまとめがあるので、復習用に置いておきます。
▶︎ トクさんの看護国試攻略+@(疾患別の要点まとめ)
まとめ〜「選択肢は常にある」男性看護師の転職ストーリー
急性期病棟での過重な業務、夜勤負担、人間関係、そして男性看護師ならではの性別の壁。
それらが積み重なり、「病棟が忙しい、辞めたい」と感じる日々へ。
そこから男性専門美容クリニックへ転職し、
- 業務量は大幅に軽減
- 夜勤なしでQOLは明確に改善
- 収入はほぼ横ばい
という現実的に成立する働き方を手に入れました。
一方で、自由診療の営業色に倫理的な迷いも感じ、今はSNS・在宅収益を育てるフェーズへ。
もし今、病棟で一人で抱え込んでいる男性看護師がいるなら。
この言葉が、いちばんの答えかもしれません。
「働き方って、いろいろある。嫌な場所に固執しなくていい。人生は一度。」