
新人看護師として病院で働き始めてみたけれど、想像以上に毎日が辛い…。
「1年目だけど、もう辞めたい…」「美容クリニックなら、給料も良くてラクに働けるかも?」
そう思っているあなたに、ちょっとだけ待ってほしいのです。
実は、新人看護師が1年目で辞めて美容クリニックへ転職するのは、大きなリスクを伴う選択でもあります。
この記事では、新人看護師がよく誤解しがちな「美容クリニックへの転職」のリアルな現実と、
本当に1年目で辞める前に知っておくべき『3つのリスク』を徹底的にお伝えします。
辞めてから後悔する前に、ぜひ最後まで目を通してみてくださいね。
転職を焦る前に、“後悔しない選択”を知っておきませんか?
新人看護師が1年目で退職を考えてしまう理由と現実
え?なんで病棟勤務で役立つノウハウを学校で教えてくれないの?
看護師免許が届く頃に、こんなことを考えてしまいますよね…
看護師を辞めたいと思う理由は、「自分は看護職に向いていないのではないかと思う」、「医療事故を起こさないか不安」、「勤務時間内に仕事が終わらない」
学生時代と違い、病棟で追い込まれて初めて知る看護師というブラックな働き方。
私は認定看護師になった今でも、自分は看護師に向いていないと思いながら病棟で働いています。
『実習で居心地が良かった病棟で働きたいよなぁ…』
と考え、地元で一番忙しいと言われていた脳神経外科から精神科病棟に転職しました。
質問者さんは美容クリニックを希望されていましたが、この質問の意図は「自分の興味がある分野で働いてもいいのか?」ということですよね!
病棟で先輩看護師に嫌われたら詰みますよね…一刻も早く、自分が働きたい医療機関で働くことを強くおすすめします!
私は、もう精神科でしか働けない体になっています。
なぜ看護師1年目は「辞めたい」と感じやすいのか?
自分が考えていた看護と、実際に配属された現場での仕事の違いから
辞めたい
と考える新人看護師さんは多いと思います。
こんな面白いデータがありました!

1 年未満(有効回答数149 名)の看護職員として働きたい 22.8%、看護職員以外として働きたい 49.7%、就職希望なし 16.8%、未定 8.1%、無回答 2.7%となっていた。
看護師以外で働いてみたいと思う割合が、実に半分を占めています!
人生は一度きりです。自分がやりたいことをやるべきです。チャレンジしなかったことを後悔する人生なんて、つまらないですよ!
でも、だって、だから…
転職を考えていることを同期に相談した結果、言い訳しながら働き続けている方も多いと思います。
私も10円ハゲを作りながら働き続けたのを覚えています。今考えると、もっと早く行動しておけば良かったです。
他人や組織を変えることはできませんが、自分が働く環境は変えることができますからね!
美容クリニック転職へのよくある誤解とは?
看護師を10年以上やっていると総合病院を退職後に美容クリニックで働いている友達に聞いた話なんですが、
「病棟より体力的には楽かも…」と思いきや、売上ノルマや接客クレームでメンタル的なストレスが強い職場も多い。
「座っている時間が長くて楽だと聞いて転職したけれど、毎月ノルマに追われ、患者さんへの営業トークが大変で、数字を出せないと上司からのプレッシャーが強く、結局退職…」
「病棟には病棟のしんどさがあるが、美容クリニックには売上至上主義や“見た目重視”の人間関係など、独特の悩みがある。」
これからの転職では、“職場の選び方”がとても重要です!
新人看護師が1年目で辞める『3つの大きなリスク』
- 3つのリスク
- 1. 転職活動で“採用が厳しくなる”リスク
2. 新しい職場で“適応力が身につかない”リスク
3. 「理想の職場」は簡単に見つからないリスク
新人看護師が早期離職する前に考えて欲しいリスクを現役の認定看護師が徹底解説していきます!
リスク① 採用面で不利になる可能性が高い
医療機関が採用する基準があって、基本的に採用する側はできるだけ長く働いてくれる人材を求めています。その中で1年で退職したという経歴は、仮にきちんとした理由があったとしても、採用においてプラスになることはまずないと思ってください。
なので、まず採用のハードルが高くなります。
そんなことを言われても今の現状から抜け出したいという看護師さんは、信頼できる同期や先輩看護師がいたら相談しましょう!私のように10円ハゲができるぐらいまで我慢しなくていいです!
同期や家族に相談しても解決できない場合は、看護師の転職サイトを利用するのも1つの手です!
私も使っている スーパーナース は新人看護師でも利用可能ですが、求人選びや職場の教育体制の確認は慎重に行いましょう。
無料相談を活用して、
まずは
「今辞めるべきか?」
「転職先に何を求めるか?」から整理するとよいでしょう。
リスク② 経験不足で転職後の適応力が低下する
転職後の適応力について…
1年目で退職すると、看護師としての知識や技術とは別に、仕事をしていく上での『慣れ』が身につかない可能性が高いんですよね。
ある程度経験を積んでいると、新しい職場でも「こういう状況ではこうした方が良いよね」と自然に判断できます。でも、その『慣れ』がないと、新しい職場で完全にゼロからのスタートになってしまい、結局また苦労することになると思うんですよね。
リスク③ 職場選びの現実—美容クリニックは本当に楽なの?
職場の問題で、退職した後の選択肢って色々あると思うんですけど、多分この方が思うような良い職場ってほぼないと思ってください。美容クリニックを希望されてるみたいなんですけど、普通に仕事は大変っていうのと、クリニックみたいな狭いコミュニティだと人間関係が悪いとこは割と地獄みたいな状況になってるんで、美容クリニックは楽に稼げるみたいな考え方はやめたほうがいいんじゃないですかね。
美容クリニックで人間関係トラブルが起きやすい理由
「元CA」「元販売員」など多様なバックグラウンド
美容クリニックでは、看護師だけでなく、受付やカウンセラーとして異業種からの転職者も多く在籍しています。そのため、価値観や働き方の違いから摩擦が起きやすい傾向があります。
成果主義・営業ノルマのプレッシャー
- 契約件数や売上目標の達成が評価に影響
- インセンティブを巡ってスタッフ間に競争意識が生まれる
結果、足の引っ張り合いや派閥争いが起きることも…。
SNSや外見評価など、表に出ない圧力も
表には出にくいですが、「見た目」「雰囲気」「身なり」などで判断されやすい風潮もあります。
病棟勤務とは違う形のプレッシャーに戸惑う人も多いです。
「1年目だけど、もう辞めたい…」そう思っていませんか?
新人看護師として働き始めて数ヶ月。
朝が来るのが怖くて眠れない、先輩に怒られるのがつらい、夜勤が怖い——そんな理由で「もう辞めたい」と感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、「本当に辞めるべき状況」と「気持ちが落ちているだけの状況」を見極めるポイント、そして後悔しないための自己分析方法について解説します。
「本当に続けられない」場合と「なんとなく辞めたい」の違い
明確な限界がある=辞める選択もあり
- 体調を崩している(過呼吸、うつ傾向、睡眠障害など)
- セクハラ・パワハラなど人権を侵害されている
- 医療事故につながる危険を毎日感じている
これらに当てはまる場合は、無理して続けるよりも環境を変える方が正解かもしれません。
後悔しないためにやるべき自己分析の方法とは?
転職を考える前に、一度立ち止まって自分自身の気持ちと状況を客観的に見ることが大切です。
🔍 STEP1:気持ちの整理を書き出す
- いつ・どんなときに辞めたいと感じたか
- 何が一番つらいのか(業務?人間関係?夜勤?)
- 過去に達成感を感じた瞬間はあったか?
→ 書き出すことで、「本当に辞めたい理由」と向き合えます。
🧭 STEP2:理想の働き方を明確にする
- 夜勤のない職場がいい?
- 人との関わりが少ない方がいい?
- 美容、保育、訪問看護など興味がある分野は?
→ 「自分が何を望んでいるか」が見えてきます。
👥 STEP3:信頼できる人に相談する
- 同期や先輩、看護学校の恩師など、第三者の視点が気づきをくれます
- 客観的な意見で冷静に判断できるようになります
それでも辞めるなら、「次」を考えてからにしよう
- 勢いで辞めると、ブランクが空いたり、後悔したりするケースが多数
- 次にどんな職場が合うのかを調べてから退職を
💡 転職エージェントや看護師専門のキャリア相談を活用して、次の一歩を計画的に進めましょう。
まとめ|辞めることは「逃げ」じゃない。でも「準備」が大事

1年目で辞めることに罪悪感を感じる人は多いですが、自分を守るための退職は「逃げ」ではありません。
ただし、なんとなくの感情で辞めてしまうと、また同じ悩みを繰り返すことになりかねません。
転職を焦る前に、“後悔しない選択”を知っておきませんか?
しっかりと自己分析を行い、「自分がどうなりたいのか」を明確にしてから行動すれば、後悔のない選択ができるはずです。