【体験談】自動車整備士から看護師へ転職｜男性看護師が語るキャリア・給料・人間関係のリアル

「男性でも看護師になれるの？」 「給料の天井って本当にあるの？」 「地方や離島で働くって実際どう？」

今回は、自動車整備士から看護師へ転職し、道東・離島勤務・災害支援まで幅広い経験を積んできた男性看護師さんにお話を伺いました。

誰も教えてくれないキャリア、給料、人間関係のリアルを、本音で語っていただきます。

この記事を読めば、あなたのキャリア選択に新しいヒントが見つかるはずです。

1. 自動車整備士から看護師へ｜転職を決めた3つの理由

• 「人に直接貢献したい」という思い: 学生時代は車好きで整備士を志望しましたが、20歳の時の入院経験で「男性でも看護師になれる」と知り、直接人の役に立つ仕事に興味を持ちました。
• 将来性への不安: 20代前半でプリウスが登場し、自動車の電動化が進む将来を考えた時、整備士としてのキャリアに不安を感じたことも、医療福祉系への転職を後押ししました。
• 看護師資格の安定性: 当初は介護福祉士も検討しましたが、試験制度や待遇面を比較し、より安定したキャリアを築ける看護師の道を選びました。

2. 看護師歴25年で感じる、やりがいと葛藤のリアル

看護師としての経験は25年。続けてきた中で、常にやりがいを感じていたわけではないと語ります。

• 天職ではないという本音: 「天職だと一度も思ったことはない」と正直に語る一方で、看護師という仕事は生活の安定や再就職の強みになる「武器」だと考えています。
• キャリア選択の後悔: 「もしもう一度選び直せるなら、経営など別の道を選ぶ」と語るほど、看護師の給料の天井や仕事内容の負担に見合わない部分に葛藤を感じているようです。

3. 看護師の給料事情と副業の必要性

• 給料の天井: 看護師の給料上限は年収600〜650万円程度で、夜勤や精神的な負担を考えると「見合わない」と感じる人が多いのが現実です。
• 副業は現実的な選択肢: この給料の天井があるからこそ、副業は将来設計を立てる上で欠かせない選択肢だと話しています。

看護職の給与に関する最新統計は
👉 日本看護協会「看護職の給与データ」 をご参照ください。

4. 島勤務・地方移住で直面する人間関係とキャリアの制約

• 閉鎖的な人間関係: 島では転職や異動の選択肢が少ないため、職場への依存度が高まり、人間関係の摩擦が増幅しやすい環境です。
• 「我慢」が前提の働き方: 離島看護師として生き抜くには、「他人を変えることはできない」と割り切り、ある程度の「我慢」が前提になると語ります。
• 道東・北海道移住のリアル: 人の縁と土地への愛着から道東へ移住。少人数の学校環境は子育てに安心感がある一方、団体競技の機会が少ないといった課題もあります。

5. 男性看護師が生き抜くための3つの指針

1. 流されない姿勢を持つ: 女性中心の職場では、人間関係の複雑さに巻き込まれることがあります。自分の筋を一本通し、周囲に流されない姿勢が重要です。
2. 自己犠牲をやめる: 過去には、自己犠牲が当たり前だった時代もありました。「お金をもらう場」と割り切り、自分の信念の範囲でできることをきっちりやる姿勢が大切です。
3. 完璧主義をやめる: 誰もが完璧な人間ではありません。苦手な相手とは無理に波長を合わせようとせず、一定の距離を保つことも生存戦略の一つです。

6. まとめ｜看護師という職業を「人生の武器」にする

今回のインタビューから見えてきたのは、看護師という職業の光と影でした。

• 武器としての看護師資格: 生活の安定を支え、どこでも働ける「武器」になる。
• 天職ではないという現実: 給料の天井や人間関係の制約など、キャリアを続ける上での課題も多い。
• 副業や戦略的なキャリア: 今後は、副業などで複数の収入源を持ち、自らのキャリアを主体的にデザインしていくことが不可欠。

「男性看護師として働く」「地方や離島で暮らす」と考えている方にとって、今回のリアルな体験談が、未来を考えるきっかけになれば幸いです。