※本記事にはPRを含みます

※本記事は個人の体験談をもとに再構成しています。制度や待遇は地域・自治体・施設により異なります。
✅ 社会福祉士・介護福祉士の資格概要は? →厚生労働省公式ホームページ
✅ 社会福祉協議会(社協)とは? →全国社会福祉協議会ホームページ
「介護福祉士や社会福祉士のキャリアって、どんな選択肢があるの?」
「社協(社会福祉協議会)で働くと、どんな仕事ができるの?」
今回は、**介護福祉士として18年のキャリアを持ち、初の内部昇格で事務局長となった“ようくん”**にインタビューしました。
- 異業種から社協に飛び込んだ理由
- ダブルライセンスの価値
- 介護業界の深刻な課題と解決策
- プライベートでの意外な一面
リアルな体験談を通じて、あなたのキャリアのヒントになる内容をお届けします。
1. 異業種から社協へ|介護福祉士18年のキャリアパス
地元貢献を志して「社協」という道を選ぶ
高校卒業後、Rさんは山口県にある大手企業に就職しました。
しかし「地元に貢献したい」という思いが強くなり、退職して福祉の道へキャリアチェンジ。
当時、多くの同世代は特養や老健に進む中、あえて地域福祉の中核である社協を選択。社会福祉士の資格取得も視野に入れた決断でした。
「社協は、行政や施設では対応しきれない“地域の困りごと”を包括的に支える存在。地元に貢献するなら、ここしかないと思ったんです」
初の内部昇格「事務局長」就任
2025年、Rさんは社協初の内部昇格による事務局長に就任。
これまでは外部からの採用が慣例だった中で、18年のキャリアと地域への貢献が評価された結果でした。
2. 社協事務局長の仕事と多忙なリアル
前任者の業務+自分の業務
就任直後は、前任者の仕事を引き継ぎつつ、自身の元々の業務も並行。
「まずは前任者と同じレベルで業務を回せるように」というのが目標です。
地域行事は毎週のように続く
- 福祉レクレーション大会
- 戦没者慰霊祭
- 福祉教育
- 地域の祭り
事務局長は単なる管理職ではなく、地域と行政・施設の“橋渡し役”。行事対応を通して調整役を果たしています。

👇 地域とつながる新しい福祉の形を実践する施設のストーリーも紹介します。
3. これから福祉を目指す人へのアドバイス
ダブルライセンスが最強の武器
💡 ダブルライセンス取得を目指す方へ
「介護福祉士と社会福祉士のどちらを取るべき?」と悩む方も多いですが、ようくんは両方取得を強く推奨します。
- 介護保険事業(デイサービス・障害者支援など)でも活躍可能
- 社協や地域福祉分野でも有利に働く
- キャリアの選択肢が格段に広がる
実際、多くの社協は介護サービスを運営し、その収益で活動を支えています。資格が複数あれば、地域に出たいときも有利です。

実際に福祉現場でキャリアを築いた方のインタビューはこちら👇
「上から目線の指導」という誤解
社会福祉士に対して「助言指導をするだけ」「上から目線」という固定観念を持つ人もいます。
「そのイメージは100%違います。実際は、地域の人に寄り添い、一緒に解決していく伴走型の支援です」
誤解を解くことも、これから福祉を担う人にとって重要な視点です。
4. 介護業界の現状と社協の新たな役割
最大の課題は「人手不足」
- 離職率が高く、欠員が埋まらない
- 建物を建てても人材不足で稼働できない施設が増加
- 政府の資金援助と現場の実態には乖離がある
- 「3K(きつい・汚い・危険)」のイメージが根強い

「介護の仕事は好き。でもこのままでいいのかな…」と感じた方へ。
働き方を変えたリアルな体験談はこちら👇
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社協と地域施設の協力で乗り越える
Rさんの社協では、地域の特養などと連携し、以下の取り組みを計画中です。
- 福祉教育:車椅子の使い方を専門職が地域住民に指導
- 買い物支援:デイサービス送迎車を空き時間に貸し出し、高齢者の生活を支援
これにより、施設は「介護を提供する場」から「地域を支える拠点」へと進化。社協が調整役となり、地域資源を有効活用する狙いです。
5. プライベート|息子の高校野球を全力応援
プライベートでは、息子さんの高校野球に全力を注いでいます。
- 県大会準決勝に進出
- 勝てば中国大会へ → さらに3勝で甲子園へ
- 部員数も多く、戦力は維持
「親としてもチームの成長を誇りに思う」と語るようくん。キャリアも家庭も全力投球です。
まとめ|福祉キャリアは「安定」+「やりがい」
- 介護福祉士と社会福祉士のダブルライセンスは必須級の武器
- 社協の仕事は「助言」ではなく「寄り添い・つなぐ」役割
- 介護業界の最大課題は人手不足 → 社協と施設の連携で解決を模索中
- プライベートでも地域や家族に全力で向き合う姿が印象的
Rさんの歩みは、「福祉のキャリアは安定だけでなく、地域貢献という大きなやりがいがある」ことを証明しています。
これから福祉の道を目指す方にとって、資格取得やキャリア設計のヒントになるはずです。
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