💬 「このまま病棟で働き続けて、本当に幸せになれるのかな…？」
そんなふうに、自分の未来に不安を感じたことはありませんか。
患者さんの命を預かる責任
終わらない業務
人間関係のストレス…
これらが積み重なると、やりがいがあっても心や体がすり減っていきます。
🎤 今回お話を伺ったのは…
大学病院ICUでの新人時代を経て、美容クリニックへ転職。
さらにSNS運用を仕事にし、独立を目指して挑戦を続けるAさんです。
病棟勤務のリアル、美容業界への転職理由、そしてSNS副業で見えた新しい働き方──。
この記事でわかること
今の働き方に迷っている看護師さんにこそ、読んでほしいインタビューです。
1. 看護師を目指したきっかけは「安定」だった
Aさんが看護師を目指した理由は、情熱や憧れではありませんでした。
それは、もっと現実的で切実な思い──**「安定した仕事に就きたい」**という気持ちです。
看護師志望動機を伺うと…
💬 「とにかく食いっぱぐれない職業に…」
そう考えて、高校卒業後は看護学科のある大学へ進学。
そして、看護師免許を取得すると、希望していた大学病院ICUへの配属が決まりました。
2. ICU新人時代の現実と「泣くほどの毎日」
⚡責任の重さと自分の未熟さに押し潰されそうだった—ICU新人時代
配属先は救命救急センター（ICU）。一瞬の判断が患者さんの命を左右する現場で、日々緊張と葛藤が続きました。
「できない自分が情けなくて…毎日のように泣いていました。同じ部署の同期も、みんな同じように悩んでいましたね」
どれだけ頑張っても、心の中では──
💭 「まだ足りない」
と感じる毎日。
それでも踏みとどまれたのは、正直に言えば「💰 給料」の存在。
病院選びも給与条件を最優先にしていたと、Aさんは振り返ります。
3. 美容クリニック転職のきっかけは“肌荒れ経験”
💬 「ずっと肌荒れに悩んで、自分に自信が持てなかった」
そんな経験、ありませんか？
学生時代から社会人1年目まで、鏡を見るたびにため息が出る毎日。
人前に出るのが嫌になったり、写真を避けたり──肌の悩みは、心にも深く影響します。
Aさんも同じでした。
中学生の頃から続く肌荒れにずっと悩み、
📌美容クリニックに通うようになったのが転機。
施術を受ける中で「美容って、こんなに人を前向きにできるんだ」と知り、
やがて「自分もこの分野で働きたい」と思うようになったのです。
4. 病棟と美容クリニック、こんなに違うなんて…！
「夜勤なしで働ける」「患者さんじゃなくてお客様として接する」──
美容クリニックに勤めて初めて、その環境の違いを実感しました。
💉病棟：命を預かる重責／張り詰めた空気／人間関係のストレス多め
🏥美容：接遇マナーは厳しいが夜勤なし／お客様対応がメイン／配属先によっては人間関係が良好なことも
Aさんは振り返ります。
実際に働いてみて、こんな違いがありました。
💬 「もしあのとき、今の働きやすさを知っていたら…迷わず美容クリニックを選んでいました」
5. 美容クリニックの採用事情と向き・不向き
💬 「美容クリニックって誰でも応募できるの？」──そう思っていませんか？
実は、採用倍率は🎯約10人に1人という狭き門。
しかも、採血や麻酔対応ができるよう💉病棟経験半年以上が求められるケースが多いんです。
最近では👨⚕️男性看護師の需要も少しずつ増えてきており、性別問わずチャンスは広がっています。
✅向いているのは、
- 明るく愛想が良い
- 気持ちの切り替えが早い
- 総合病院での経験が短い人
⚠️逆に、
病棟で長く勤務してきた人は「成長感が少ない」「飽きやすい」と感じることも。
──だからこそ、自分の性格やキャリアと合うかどうかを見極めることが大切です。
👉 美容クリニックへの転職を考えているなら、
まずは【看護師転職エージェントレバウェル看護】に相談してみるのがおすすめです。
6. 多職種連携のリアル
💬「医師や看護師同士はうまく連携できても…」
美容クリニックで働いていると、こんな場面に出くわすことがあります。
カウンセラーや広報との間で、施術に関する認識のズレが生じる――。
「利益優先の提案が先行して、施術時間や必要性の感覚が合わない」
そんな小さなギャップが、現場の混乱や患者さんへの説明の食い違いにつながることも。
7. SNS運用と独立への挑戦
美美容看護師として働きながら、心のどこかで
💬 「このままずっと続けるのは難しいかもしれない」
と感じていました。漠然とした不安を抱えつつも、自分らしい働き方を探す中で、SNS運用の世界に興味を持ったのです。
そこで、SNSコンサルで学び、副業として一歩踏み出してみました。
- 今は美容クリニックの公式SNSを、チームの一員として運用させてもらっています。
- 広告戦略がテレビからSNSへとシフトしている今の時代に、自分も関わることができている。
- 何より嬉しかったのは、SNSを見てクリニックに来てくださる患者さんがいること。「やっててよかった」と心から思える瞬間でした。
いつか独立したいという想いを胸に、今はまだ試行錯誤の日々。でも、この挑戦は、未来の自分に繋がっていると信じています。
8. 看護師から美容クリニック、副業を目指す人へのメッセージ
「本当にやばかったら、逃げていい。逃げるが勝ちです。
閉鎖的な環境で、“ここが当たり前”と思い込まないでほしい」
Aさんの言葉は、今、同じように苦しんでいる看護師さんの心に、きっと深く響くはずです。
毎日頑張っているのに、ふとした瞬間に「私、このままでいいのかな」と立ち止まってしまう。そんな漠然とした不安を抱えながら、それでも「逃げちゃいけない」と自分を責めている人も多いのではないでしょうか。
でも、安心してください。
看護師免許を持っているのに働いていない**「潜在看護師」は全体の3分の1**にもなると言われています。それだけ、病棟の外にも、あなたらしく働ける場所は必ずあるのです。
「潜在看護師」という言葉があるように、看護師免許を持ちながら働いていない人は少なくありません。この状況に対し、日本看護協会も「潜在看護職を含む全ての資格所持者の動向を把握するとともに、個人の状況に応じて研修等の案内を行うことや、各人の職歴や研修受講歴に沿った就労支援を行うための新たな仕組みについて提案しています」。
一歩踏み出すのは怖いかもしれません。でも、視野を広げてみれば、看護師という資格を活かしながら、自分らしく輝ける道はたくさんある。
この記事が、あなたが新しい一歩を踏み出すきっかけになれば、これ以上嬉しいことはありません。
まとめ
ICUという過酷な現場で、命と向き合ってきた経験。それは、Aさんにとって何物にも代えがたい財産となりました。
「安定」を求めて選んだ看護師という仕事は、つらい時期もありましたが、そこで培った経験があったからこそ、美容クリニックでの丁寧な接遇や、SNS運用で信頼関係を築く力として活かされているのです。
あの頃「このままでいいのかな」と悩んだ日々も、すべては**「自分らしい働き方」を見つけるための大切な土台**だったのかもしれません。
もし今、あなたがかつてのAさんのように、自分の働き方に迷いや不安を感じているなら──。
病棟の外にも、きっとあなたを必要としている場所があります。このインタビューが、その一歩を踏み出すための、小さな勇気になれたら幸いです。
