「看護師の仕事、全然覚えられない…」その悩み、あなただけじゃないよ。

「看護師の仕事、全然覚えられない…」その悩み、あなただけじゃないよ。
<strong>看護師さん</strong>
看護師さん

「仕事、全然覚えられない。毎日メモしてるのに…」

仕事覚えられない。毎日メモしてるのに…。
怒られた記憶ばっか残って、頭の中はごちゃごちゃ。

→わかります。怒られた記憶ばかりが頭に残って、情報がごちゃごちゃになる感覚。
でもね、それって“真面目に向き合ってる証拠”なんです。

<strong>看護師さん</strong>
看護師さん

「私、向いてないのかな…」


でも大丈夫、それって“自分に真面目な証拠”。

<strong>オカダ</strong>
オカダ

覚えられないんじゃなくて、覚えようとしてる自分がいるってこと忘れないで。

このページでは「覚えられない自分」に悩んでいた私の経験と、少しずつ前に進めた工夫を紹介します。
あなたが「自分だけじゃない」と思えるきっかけになりますように。

そんなことありません。
覚えられないんじゃなくて、“覚えようとしてるあなた”が、ちゃんといる。
それってすごく大事なこと。
どうか、自分を責めすぎないでくださいね。

看護師の仕事が覚えられない…それってあなただけじゃない

新人の頃、周りの同期がどんどん仕事を覚えていくなかで、
私は取り残されたような気がしていました。

新人の頃、周りの同期がどんどん仕事を覚えていくなかで、私は取り残されたような気がしていました。
🔍 実際、日本看護協会の調査によると、新人看護師のうち約1割が1年以内に離職しているとされています(出典)。

メモしても、覚えられない。
怒られた記憶だけが残って、自分を責める日々。

気づけば、人と比べてばかりの自分に、心が擦り切れていたんです。

<strong>オカダ</strong>
オカダ

いつの間にか、それがストレスになっていたんです。

でもあるとき、「このままじゃダメだ」と、ちょっとだけ立ち止まってみました。
すると少しずつ、気持ちが楽になって、前を向けるようになったんです。

次は、私がどんなことで悩み、どうやって気持ちを立て直したのかをお話しします。

毎日メモしても覚えられない。努力してるのに空回りしてた私の話

先輩看護師から申し送りされた内容で、わからないことがあればすぐにメモ。
あとで調べて、理解して、次こそはスムーズにアセスメントできるように…と必死でした。

<strong>看護師さん</strong>
看護師さん

こんなに頑張ってるのに…それでも覚えられない。

患者さんの受け持ちが増えるにつれて、自分のキャパを超えてきているのを感じながら、
「なんで私はこんなに飲み込みが悪いんだろう…」って落ち込んでばかり。

看護学生の頃と違って、量もスピードも桁違い。
心の中で毎日のように叫んでました。

<strong>オカダ</strong>
オカダ

『お願いだから、看護学校で“臨床で役に立つこと”をもっと教えてよ…!』って。

怒られた記憶ばかりが残って、頭の中はいつもパンク状態

詰所に行くだけで胸がザワザワして、もうあそこは私の“説教部屋”みたいになってる。

指導者
指導者

「何を観察する?」

<strong>看護師さん</strong>
看護師さん

「え?」(頭まっ白)

たった一言で凍りついて、もう思考停止。
 
アセスメント?そんなの考えられる余裕なんて残ってない。
ただ、また怒られるのが怖くて、目も合わせられなくなっていく──。

「もう、この人と話したくない」
そう思ってしまった自分にも、また落ち込んでしまう。

「向いてないのかな」と何度も自分を責めた日々

何度もそう思っては、自分を責めた日々

「どうして私は、こんなに記録が遅いんだろう…」
気づけば就業時間を過ぎた17時、まだ終わらない記録に焦りながら、ふと頭に浮かぶ。

プリセプターにまたダメ出しされて落ち込んで。
毎回、「また迷惑かけた」「なんでできないんだろう」って自分を責めてしまう。

そんな日々が続くなかで、つい漏れ出る言葉。
『もう、辞めたい…。』
あなたも、ため息と一緒に心の中でつぶやいたこと、ありませんか?


仕事が覚えられない理由は“努力不足”じゃない|看護師の特有のハードさとは?

私も新人の頃は、毎日できない自分に落ち込んでばかりでした。

<strong>看護師さん</strong>
看護師さん

「努力が足りないのかな」

「やっぱり向いてないのかも」——。


そんな風に、自分を責めていたあの頃。

でも今なら、あのときの私にこう言ってあげたい。

<strong>オカダ</strong>
オカダ

「それ、努力不足じゃなくて、“覚えることが多すぎる”だけなんだよ」と。

覚えることが多すぎるのが看護師の現実

新人看護師の皆さんへ。
この一年、本当にしんどいですよね。

覚えることが多すぎて、頭が真っ白になって、
できない自分に落ち込んで、怒られて、

<strong>看護師さん</strong>
看護師さん

「もう無理かも…」


って何度も思ってしまう。

誰が味方で、何を信じたらいいかもわからない。
全部が新しくて、全部がストレスで――。

そんな中で、がんばっている自分を、どうか責めないでください。

逃げてもいい。無理なら立ち止まっていい。
この一年は、「できるかどうか」よりも
「どうか自分を大事にできたか」が何より大切です。

怒られて覚える、という環境のつらさ

看護師の仕事じゃなくて、
シーツ交換、おむつ交換、入浴介助、環境整備、陰洗、物品補充――
そういう“怒られない仕事”だけやっていたい…

そんなふうに思いながら、詰所に戻る足が重くなる毎日。

<strong>看護師さん</strong>
看護師さん

「また怒られるのかな」

「もう、帰りたいな…」


そんな気持ちで一日を過ごしていませんか?

でも、ちょっと立ち止まって考えてみてほしいんです。

<strong>オカダ</strong>
オカダ

その「怒られないために選んでいる仕事」って、
本当にあなたがやりたかった“看護”ですか?

メモしても頭が追いつかない…情報が整理できない看護師のリアルな理由とは?

情報収集って、もう前哨戦みたいなもの。
朝から患者情報をかき集めながらも、現場はカオス。

  • 新人看護師への謎の劇団対応
  • ひとクセある患者さんの相手
  • 鳴り止まないナースコール
  • 理不尽すぎるクレーム対応
  • 仮眠という名の「詐欺」夜勤
  • 最終的には24時を過ぎても終わらない記録と残業…

こんな環境で、落ち着いてアセスメントなんてできますか?

情報が頭に入っても、整理できない。
それって、あなたのせいじゃなくて「整理できる余裕がないだけ」かもしれません。

もし毎日そんな気持ちで働いているなら、
一度、職場や働き方そのものを見直すタイミングかもしれません。


「覚えられない私ってダメ?」そう思ってた新人時代、少しラクになれた工夫3つ

新人のころ、何をどれだけメモしても、頭に入らなくて――

<strong>オカダ</strong>
オカダ

「なんでこんなに覚えられないんだろう」

「自分ってダメだな」


って、落ち込む日が続きました。

まわりからは

指導者
指導者

「やる気ある?」

と言われるけど、
自分なりに頑張ってるのに結果が出なくて、ただただ苦しかったんです。

でもあるとき、

<strong>オカダ</strong>
オカダ

「私がダメなんじゃなくて、やり方が合ってなかっただけかも」

と思えたことで、
すこし気持ちがラクになりました。


📚 学生のとき、つまらない授業って頭に入らなかった記憶、ありませんか?
それと同じで、“覚えられない=能力がない”わけじゃないんです。


そこで私がやってみたのは、小さな「伝え方」の工夫。

  • 自分にわかる言葉に言い換える
  • ちょっと笑えるメモをつけてみる
  • 似た体験談を探して共感してみる

それだけで、あの重かった心のハードルが、ほんの少しだけ軽くなった気がしました。

「覚えられない前提で“メモ”に工夫してみた話」

看護師1年目のころ。
ある先輩には「動きを目で見て、自分のものにしなさい」と言われ、
必死にメモを取る手を止めて観察に集中していました。

でも別の日、別の先輩にフォローしてもらっているとき、

指導者
指導者

「え、メモもとらずに覚えられるの?仕事なめてる?」


その瞬間、

<strong>オカダ</strong>
オカダ

「社会人って難しすぎる…」

と心が折れかけたのを覚えています。

それでも空気を読みながら、
“全部書かなくてもOK”なように、要点だけメモするスタイルに切り替えました。

完璧じゃなくてもいい。

少しずつ業務が整理されて、気持ちに余裕も出てきた気がします。

頭の中の“ごちゃごちゃ”をスッキリさせるためにやってみたこと

仕事が終わるころには、覚えたはずのことが頭の中でごちゃごちゃに。
「あれ?これ、どこに書いたっけ…?」なんて、自分のメモさえ探せない日もありました。

そんなとき、ふと思ったんです。

<strong>オカダ</strong>
オカダ

一度、頭の中にある“ごちゃごちゃ”を全部書き出してみよう
そして、自分でも見返しやすいように整理してみようって。

すると、自然と気持ちも落ち着いて、次にやるべきことが見えてくるようになりました。

🌱 病棟ルールや処置のコツなど、ひとつでも覚えたことがあれば、
その日のうちに「自分なりの言葉」でメモを書き直してみる。

そうやって積み重ねたメモたちは、きっと昨日の自分よりも成長している証です


「私だけじゃない」と思えた瞬間が、前に進むきっかけになった

憧れていた先輩が、男性更衣室で本音の愚痴をこぼしていた。

いつも冷静に指導してくれるその先輩も、実は理不尽さに悩み、不満を抱えていたことを知って驚いた。
少しだけ親近感がわいたと同時に、

この世界はどれだけ経験を積んでも、不満や迷いはつきものなんだ

と感じた。

「私だけがしんどいんじゃない」
そう思えたことで、不安な気持ちは少しだけ和らぎ、

もう少しだけ頑張ってみようと思えた。

先輩も「昔はしんどかった」と教えてくれた

📝体験談: まだ新人だった頃、私はただ先輩の話を聞くだけで精一杯でした。…

でも認定看護師を取得してからは、逆に相談を受けるようになったんです。

いろんな年代の方から話を聞くなかで気づいたことがあります。
それは──どんなに笑顔で働く先輩たちも、実は心の中では多くの悩みを抱えているということ。

人には言えないこと、表には出さない苦しみ。

先輩看護師
先輩看護師

「昔は自分もしんどかったよ」

──その一言が、私の救いになりました。

だから、今悩んでいるあなたも大丈夫。
しんどさは、あなただけじゃありません。

認めてくれた患者さんの一言が心に残った

あなたが頑張っていること、ちゃんと見てくれている人はいます。
そのひとりが、ある患者さんでした。

<strong>患者さん</strong>
患者さん

「あなたのおかげで、がんばれたよ。」

そんな言葉をかけてくれても…


「辞めたいです」と看護師朝さんに打ち明けたときのこと。
その話を聞いていた看護師長は、こんなふうに言ってくれました。

<strong>看護師さん</strong>
看護師さん

「やめたい」

と言われたら、一緒に考えます。

<strong>看護部長</strong>
看護部長

「やめてもいいよ」


とも思っています。

そして続けて、こう話してくれました。


かつて元気そうに見えた新人さんが、突然来られなくなって、そのまま戻ってこなかった。
それを見て、強く思ったそうです。

仕事は、自分をすり減らすためにあるんじゃない。
あなたの人生、この職場だけじゃないんです。

だから、無理をしてまで続けてほしいとは思わない。
もし「辞めたい」と言われたら、本当は止めたい気持ちもあるけれど、
それよりも大事にしたいのは「あなた自身が、自分を大切にできること」だと。


ほんの少しの考え方や、伝え方のコツで、
世界の見え方や仕事のしんどさが、少しだけ変わることもあります。

そんな“少しの変化”を、一緒に見つけられるような看護師長が、いてくれるだけで救われる。
私は、そんな職場が増えてほしいと思っています。

❝「辞めたい」と言える職場になりますように。❞
❝頑張らないと居場所がない、なんて世界じゃありませんように。❞


覚えられない=看護師に向いてない?そんな風に思わないで

🕊 看護師として働く中で、つい他人と比べて落ち込んでしまう。
そんな自分がいたことを、今でもよく覚えています。

<strong>オカダ</strong>
オカダ

「同期と比べなくていい。自分のペースで成長すればいい」

そう思っていても、感情はなかなかコントロールできないものですよね。

でも、私は10年以上の現場経験の中で、こう確信しています。

✅ 「仕事が覚えられない=向いていない」なんて、一度も思ったことはありません。


🌱 それぞれが、それぞれのスピードで成長して、
それぞれの自分らしい看護を楽しんでいる。

だからこそ──
あの頃の私にも、今悩んでいるあなたにも届けたい。

『大丈夫だよ』って。

向いてる・向いてないよりも大切なのは、「どう向き合うか」

看護師として働いていると、「自分はこの仕事に向いてないのかも」と悩む瞬間、ありますよね。

でもそれ、本当に“適性”だけの問題でしょうか?

  • たまたま自分に合った職場に配属された人はラッキーかもしれません。
  • でも多くの人が、「合わない環境」で我慢しながら働いています。

「同じ病棟でずっと働くのが正解」
そんなふうに思い込んでいませんか?

実はそれ、周囲の価値観や空気に影響されていることもあるんです。

他の選択肢を知らないまま、「本当にやりたい看護」から遠ざかってしまう人もいます。

定年まで、ずっと我慢を続ける働き方で本当にいいのでしょうか?

一度、立ち止まって考えてみてもいいのではないでしょうか。

大丈夫、ちゃんと頑張ってるよ。覚えようとしてるだけで、あなたはすごい。

大丈夫、ちゃんと頑張ってるよ。
覚えようとしてるだけで、あなたはすごい。

前向きに考えようとしているだけで、あなたは昨日の自分より成長しています。
「看護師が足りない」と言われるこの時代に、
“看護師として働きたくなくなる環境”をつくっているのは、むしろ病院の悪い習慣かもしれません。

看護師として働きたくなくなる環境”をつくっているのは、むしろ病院の悪い習慣かもしれません。

“働きたくなくなる環境”
「自分に合った看護」
別の分野で輝いています

途中で辞めていった同期も、今は「自分に合った看護」で笑顔で働いています。
看護の道を離れた人も、まったく別の分野で輝いています。

「看護師として働き続ける」だけが正解じゃありません。
選べる働き方があるって、ちょっと心が軽くなりませんか?

乗り越えた先に見えた「自分らしい働き方」

正直なところ…この“しんどさの壁”をどう越えるかで、これからの看護師人生は大きく変わります。

臨機応変にうまく順応できる人は、そのまま働き続けることもできるかもしれません。
でも、もし毎日ビクビクしながら働いているなら──その職場は、あなたの未来を少しずつ削ってしまうかもしれません。

あなたの看護を「いいね!」と評価してくれる場所は、きっと他にもあります。
大丈夫。あなたが輝ける職場は、ちゃんとあるんです。

🌟 日本には星の数ほど看護師として働く場所はあります!
あなたが自分らしく働ける場所、きっと見つかります。

📊 参考:日本看護協会の調査でも、新人看護師の約1割が1年以内に離職しています。
日本看護協会|看護職の離職状況に関する調査


まとめ 〇〇だった私が、今どうだったのか!


今辛いあなたへ


覚えられないのは、あなたがダメだからじゃない。
覚えようとしてる、その気持ちこそが、看護師としての“強さ”です。
一歩ずつ、焦らず、自分のペースで前に進んでいきましょう。


ベッドサイドで涙をこらえていた、1年目の私へ。

「なんで私だけできないの?」「もう、無理かも…」
詰所でビクビクしながら居場所を探していたあの頃の私に、こう伝えたい。

その職場が合わなかっただけ。あなたがダメなわけじゃない。

私は認定看護師になれば、環境を変えられると思っていたけど──
人や組織に根づいた文化は、ひとりでは変えられないこともあります。

だからこそ。

辞めるのも、続けるのも、どちらも「あなたが選べる道」です。

「看護師としての人生」を、自分の手で選び取っていきましょう。
あなたが、あなたらしい看護に出会えますように。

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