看護師の一人でできる仕事30選【人と関わらない仕事もあります】

※本記事にはPRを含みます

看護師の一人でできる仕事30選【人と関わらない仕事もあります】

「今日もカンファレンスで責められた気がする…」
「委員会・係・新人指導、ぜんぶしんどい」
「夜勤明け、もう誰とも話したくない」

そんな気持ちのまま
「看護師 一人でできる仕事」
「人と関わらない仕事 看護師」
と検索して、このページに来てくれたかもしれません。

まず、一つだけはっきりさせたいことがあります。

「人と関わるのがしんどい」=「看護師失格」ではありません。
ただ単に、今の働き方とあなたが合っていないだけです。

この記事では、

  • 看護師1人でできる仕事30選
  • 「人と関わらない度 × 年収イメージ × 自由度」のざっくり目安
  • いきなり退職して詰まないための、リスクを減らした動き方

をまとめました。

看護師を辞めたい時の最終ガイド|判断軸・ブラック見極め・面接台本はこちら


「看護師の一人でできる仕事」ってどんな働き方?

病棟と何が違う?

病棟勤務の看護師は、とにかく「チームプレー」が前提です。

  • カンファレンス
  • 多職種カンファレンス
  • 委員会・係活動
  • 新人指導・プリセプター
  • 先輩・医師・他職種との人間関係

どれも大切な仕事ですが、

  • 空気を読むのがつらい
  • 人の機嫌に振り回される
  • ミスをずっと責められている気がする

と感じて、心がすり減ってしまう人も少なくありません。

→ 「看護師は割に合わない?」と感じたときの整理の仕方はこちらで詳しくまとめています

一方で、「一人でできる仕事」はこんな特徴があります。

  • 日常的に一緒に動く人が少ない
  • 自分のペースで仕事を進めやすい
  • 人間関係のストレスが相対的に少ない

一人でできる仕事の3パターン

ざっくり分けると、「看護師の一人でできる仕事」は次の3つのタイプがあります。

  1. 看護師配置がほぼ1人の職場
     例)ケアハウス、グループホーム、サ高住、小規模多機能、企業の健康管理室 など
  2. ほぼデスクワーク・在宅ワーク
     例)看護師ライター、ブロガー、医療系コールセンター、オンライン健康相談 など
  3. 単発・派遣で一人行動が多い仕事
     例)ツアーナース、イベントナース、スポーツナース、健診バイト など

メリット・デメリット

メリット

  • 人間関係のストレスが減りやすい
  • 自分のペースで動きやすい
  • 働く時間や場所の自由度が上がる仕事も多い

デメリット

  • 看護師が一人=判断を一人で背負う場面が出てくる
  • 相談相手が少なく、孤独に感じることも
  • 病棟ほど「がっつり医療処置」は減る職場もあり、スキル維持の工夫が必要

「楽そうだから」だけで選ぶと、
「責任が重すぎてしんどい」「思っていたのと違った」となりがち。

そのため、次のステップとして自分のタイプを知ることが大事です。


まずは自己チェック|あなたはどのタイプ?

チェックリスト

紙やスマホのメモに、軽く丸を付けてみてください。

医療処置は…

  • がっつり続けたい
  • 最低限ならOK
  • できれば少なめがいい

人と関わらない度は…

  • ★3くらい(必要なコミュニケーションはOK)
  • ★4〜5(できるだけ減らしたい)

年収は…

  • 今より下げたくない
  • 多少下がっても、心が楽な方がいい

夜勤は…

  • もうやめたい
  • 月◯回くらいならOK
  • 夜勤歓迎・手当もほしい

雇用形態は…

  • 正社員で安定したい
  • パート・派遣で柔軟に働きたい
  • フリーランス・業務委託にも興味あり

タイプ別のざっくり分類

なんとなく自分がどれに近いか、イメージしてみてください。

→ 看護師としてこれからどう生きるかを整理したい人は、看護師のキャリアに迷ったら|美容・応援・休職の3つの選択肢をまとめたガイドも参考になります。

  • Aタイプ:とにかく人間関係から離れたい
     → 人と関わらない度の高い仕事、少人数・在宅ワーク系がおすすめ。
  • Bタイプ:医療行為は好きだが、病棟の忙しさが限界
     → 一人配置・少人数の介護施設や訪問系など、「ゆっくり関われる医療」が向きやすい。
  • Cタイプ:今すぐ辞めるのは怖いので、副業・在宅から試したい
     → 看護師ライター、ブロガー、在宅コールセンター、オンライン相談などが候補。

このあと、それぞれのタイプに合いそうな仕事をカテゴリー別に紹介していきます。
「自分はA寄りかな…」と思った人は、A向けのカテゴリーを中心に読んでみてください。


【カテゴリー①】一人配置・少人数チームで働ける仕事10選

「医療職としての手応えは残したい。でも、人間関係の圧がしんどい」

→ 夜勤なし×緊急度低めの「楽な仕事」をタイプ別に比較したい人は、看護師の楽な仕事はどれ?夜勤なし×緊急度低めで選ぶ12タイプも合わせて読んでみてください。

そんな人向けの、少人数・一人配置になりやすい職場です。

各職種ごとに、

  • 一人でできる度 / 人と関わらない度(★1〜5)
  • 主な仕事内容
  • 給料・働き方のイメージ
  • 向いている人・向かない人

の順で紹介します。

1.ケアハウスの看護師

  • 一人でできる度:★★★☆☆
  • 人と関わらない度:★★★☆☆

どんな職場?
「軽費老人ホーム」とも呼ばれ、自立〜軽度の要介護高齢者が入居する施設。
看護師配置が1人のことも多く、医療度は比較的低めです。

主な仕事内容

  • 入居者の健康管理(バイタルチェック、状態観察)
  • 服薬管理、簡単な処置
  • 受診調整・往診の補助
  • 記録、カンファレンス参加 など

向いている人

  • 高齢者とゆっくり関わりたい
  • 「バタバタした救急」より「見守り」が好き
  • 人数少なめの職場で働きたい

2.有料老人ホーム・特養の看護師

  • 一人でできる度:★★★☆☆
  • 人と関わらない度:★★☆☆☆

介護士さんが多く、看護師は少人数という職場が多いです。

仕事内容のイメージ

  • 全身状態の観察・健康管理
  • 点眼・軟膏・服薬管理
  • 経管栄養、ストーマ管理、在宅酸素などの医療処置
  • 往診介助・看取りケアなど

ポイント

  • 医療依存度が高めの入居者もおり、医療処置は続けたい人に向きます。
  • 介護士さんとのチームワークは必要ですが、病棟より少人数体制のことが多いです。

3.グループホームの看護師

  • 一人でできる度:★★★★☆
  • 人と関わらない度:★★★☆☆

認知症の高齢者が、少人数(1ユニット5〜9人程度)で生活する施設です。

特徴

  • 家庭的な雰囲気で、生活に寄り添う看護
  • 看護師は1〜数名の配置で、一人で判断する場面もあり
  • 医療処置は多くなく、「見守り」「生活支援」が中心

4.サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)

  • 一人でできる度:★★★☆☆
  • 人と関わらない度:★★★☆☆

マンション型の住まい+生活支援サービス、というイメージです。
軽〜中等度の要介護高齢者が多く、「見守り」がメイン。


5.小規模多機能型居宅介護

  • 一人でできる度:★★★☆☆
  • 人と関わらない度:★★☆☆☆

「通い」「泊まり」「訪問」の3つを組み合わせたサービス。
利用者さんや家族と関わる時間が長く、やりがいも大きい仕事です。


6.介護医療院

  • 一人でできる度:★★☆☆☆
  • 人と関わらない度:★★☆☆☆

介護と医療を両方提供する、比較的新しいタイプの施設。
医療処置も一定量あり、「病院と施設の中間」くらいのイメージです。


7.介護老人保健施設(老健)の看護師

  • 一人でできる度:★★☆☆☆
  • 人と関わらない度:★★☆☆☆

在宅復帰を目指す高齢者が入所するリハビリ中心の施設。
夜勤もあり、「病棟ほどではないが、ある程度の医療度は欲しい」人向き。


8.デイサービスの看護師

  • 一人でできる度:★★★★☆
  • 人と関わらない度:★★★☆☆

日中だけ利用者さんが通う施設。

仕事内容

  • バイタルチェック
  • 健康管理・服薬管理
  • 様子観察、機能訓練の見守り
  • 必要に応じた処置

利用者数に対して看護師は1人のことも多く、「一人体制だけど命の危機は少なめ」というバランスの職場です。


9.訪問看護ステーション

  • 一人でできる度:★★★★★
  • 人と関わらない度:★★★☆☆

利用者さんの自宅に一人で訪問し、看護を提供します。

ポイント

  • 訪問中は基本一人行動
  • 利用者さんや家族と深く関わる
  • 状態判断・緊急対応の判断力が求められる
  • スケジュールを自分で組み立てやすい職場も多い

「一人でできる度」はかなり高い一方で、責任の重さもあります。

→ 訪問看護ステーションを立ち上げた方へのインタビューでは、人材確保やオンコール体制、ケアマネとの連携のリアルも詳しく話してもらいました。

→ パートで訪問看護を検討している人は、【訪問看護パートはきつい?】失敗しない働き方・給与・オンコールの注意点10選もチェックしておくとイメージしやすいです。


10.企業の健康管理室(産業看護師)

  • 一人でできる度:★★★☆☆
  • 人と関わらない度:★★☆☆☆

会社で働く社員の健康管理を行う仕事です。

主な業務

  • 怪我や体調不良時の応急処置
  • 健康診断・ストレスチェック後のフォロー
  • 生活習慣病の予防指導
  • 産業医や人事部との連携

人数は少なく、「病棟のような大人数の人間関係」からは離れられる一方、
社員さんとのコミュニケーションはそれなりにあります。


【カテゴリー②】在宅・フルリモートで「一人でできる仕事」7選

「通勤や夜勤が嫌」「家から出たくない」「副業から試したい」

→ 副業から少しずつキャリアチェンジした実例は、看護師が副業からキャリアチェンジする方法──職業訓練校×海外生活という選択肢【インタビュー】で詳しく紹介しています。

そんな人向けの、在宅・デスクワーク系の仕事です。

11.看護師ブロガー

  • 在宅率:★★★★★
  • 人と関わらない度:★★★★★

看護師としての経験を活かして、ブログを運営する仕事です。

  • 記事を書いて広告やアフィリエイト収入を得る
  • 好きな時間・場所で作業できる
  • 収入が安定するまで時間がかかる

「コツコツ続けるのは得意」「文章を書くのは嫌いじゃない」という人向きです。


12.看護師ライター(医療系Webライター)

  • 在宅率:★★★★☆
  • 人と関わらない度:★★★★☆

医療・看護・健康などのテーマで記事を書く仕事です。

ポイント

  • 在宅でできる
  • クラウドソーシングや編集部経由で案件を受注
  • 納期や文字数など、最低限のやりとりは必要

病棟経験があると、専門性のある記事が書けるのが大きな強みです。


13.医療系コールセンター(在宅あり)

  • 在宅率:★★★〜★★★★★
  • 人と関わらない度:★★★☆☆

電話やチャットで、健康相談や医療・介護の問い合わせに対応する仕事です。

  • 声や言葉だけで対応するので、対面のコミュニケーションが苦手な人にも〇
  • マニュアルがあることが多い
  • 夜間・休日シフトもあり得る

「身体はラクだけど、会話はそれなりにある」仕事です。


14.オンライン健康相談・カウンセリングナース

  • 在宅率:★★★★★
  • 人と関わらない度:★★★☆☆

Zoomやチャットなどで、健康相談やメンタルケアのカウンセリングを行う仕事です。

  • 傾聴スキル・コミュニケーション力が必要
  • 働き方によっては個人事業主として活動するケースも
  • 時間単価は案件やサービスによって大きく異なる

「じっくり話を聴くのは好き」「現場より“心のケア”寄りにシフトしたい」人向き。


15.eラーニング講師・ナースエデュケーター(オンライン)

  • 在宅率:★★★〜★★★★★
  • 人と関わらない度:★★☆☆☆

看護師向けのオンライン研修や、医療従事者向けの教育コンテンツに関わる仕事です。

  • 動画講義の収録
  • テキスト作成
  • 研修の企画・相談対応 など

「教えるのが好き」「資料づくりが苦にならない」人に向きます。


16.医療系コンテンツ監修(監査)

  • 在宅率:★★★★☆
  • 人と関わらない度:★★★★☆

医療・健康系サイトや冊子の内容をチェックし、「医学的に問題ないか」を確認する仕事です。

  • 記事の事実確認・表現の修正
  • エビデンスの確認
  • 監修者として名前が出ることもある

文章を読むのが苦でなければ、かなり「一人でコツコツ」タイプの仕事です。


17.在宅事務系の企業ポジション(問い合わせ対応・書類チェックなど)

  • 在宅率:★★★〜★★★★★
  • 人と関わらない度:★★★☆☆

医療知識を活かしつつ、事務寄りの仕事を在宅で行うケースです。

  • 保険会社・医療機器メーカー・ヘルスケア系企業など
  • 書類確認、問い合わせ対応、データ入力など

「現場から離れて、パソコン仕事をメインにしたい」人には選択肢の一つになります。


【カテゴリー③】単発・派遣で一人行動が多い仕事8選

「今すぐ常勤を辞めるのは怖い」
「まずは外の世界を“お試し”したい」

→ 単発バイトや応援ナース向けの転職サイトは、【保存版】応援ナースが選ぶ転職サイト3選|登録だけでも価値アリな理由でまとめています。

そんな人には、単発バイト・派遣で一人行動が多い仕事がおすすめです。

18.ツアーナース

修学旅行や団体旅行に同行し、参加者の体調管理や応急処置を行います。

  • 一人で判断する場面:ときどきあり
  • 忙しさのピーク:移動・夜間の体調不良時など
  • メリット:旅行気分も味わえる/短期間でいろいろ経験できる

19.イベントナース

ライブ・フェス・スポーツイベントなどの救護ブースで待機する仕事です。

  • 一人または少人数での配置が多い
  • 暇な時間と忙しい時間の差が大きい
  • 「待機時間に本読んでました」という人も

20.スポーツナース

マラソン大会やスポーツイベントで、選手や参加者のケガや体調不良に対応します。

  • 外での活動が多く、体力はやや必要
  • スポーツ好きにはたまらない現場
  • 救急・整形での経験が活きることも多い

21.シップナース(船上看護師)

クルーズ船やフェリーなどで、乗客・乗員の健康管理をする仕事です。

  • 船内の医務室に待機
  • 長期の乗船となる場合も
  • 海や旅行が好きな人には魅力的

22.アテンダントナース(移送・旅行付き添い)

持病のある方の旅行や移動に付き添う仕事です。

  • 飛行機・新幹線などでの体調管理
  • 必要に応じて処置や薬剤管理
  • 依頼は不定期で、フリーランス向き

23.健診・検診センター(単発〜短期)

企業健診や学校健診などのスポット業務も多くあります。

  • 採血・測定・心電図など
  • 一人でブースを担当することも
  • 「同じ作業を繰り返すのが嫌いじゃない」人には向きやすい

24.献血ルーム

献血に来た方への対応・観察・採血などを行う仕事です。
非常勤や短時間勤務の募集もあります。


25.期間限定のワクチン会場・健康相談窓口

状況によって募集量は変わりますが、

  • 予防接種会場
  • 行政の健康相談窓口

など、期間限定でのスポット勤務も「一人で動く場面」が多い仕事の一つです。


【カテゴリー④】人と関わらない度高めの「レア&チャレンジ系」5選

「ちょっと特殊でもいいから、ハマれば楽しい仕事がしたい」

26.テーマパークの看護師(ナースキャスト)

有名テーマパークや遊園地、水族館などの救護室で働く看護師です。

  • 来場者の怪我・体調不良時の対応
  • 必要に応じて救急搬送のサポート
  • 急性期・外科・救急経験があると有利

27.フィールドナース・企業看護師(営業寄り)

医療機器メーカーや製薬企業で、看護師資格を活かして営業・教育を行う仕事です。

  • 製品説明・使い方のレクチャー
  • 病院訪問・デモンストレーション
  • 資料作成・勉強会など

「現場を知っている強み」をそのまま営業力に変えられる仕事です。


28.海外関連のナース(海外ボランティア・駐在クリニックなど)

  • 海外の医療現場やNGOで活動
  • 現地スタッフと英語などでコミュニケーション
  • 活動内容・待遇は案件によって大きく異なる

英語や他言語、異文化コミュニケーションに抵抗がない人には、世界が広がる働き方です。


29.応援ナース(離島・地方・リゾート)

離島や地方、リゾート地など、看護師不足の地域に期間限定で入る働き方です。

  • 3〜6ヶ月などの短期契約が多い
  • 給料が高めに設定されているケースも
  • 「職場ガチャ」を繰り返しながら、自分に合う環境を探せる

具体的なイメージを掴みたい人は、【看護師のリアル】根室で働く応援ナース体験談、応援ナース×種子島のリアル体験談、【体験談】横浜 応援ナース6か月、【体験談】函館 精神科応援ナース6か月なども合わせて読んでみてください。

※人間関係がゼロになるわけではありませんが、「合わなければ契約更新しない」という選択肢があるのが大きな安心材料になります。


30.個人事業としてのカウンセリングナース・講師業

  • 自分でサービス内容・料金・働き方を決める
  • オンライン相談、看護学生向け講座、家族ケア講座など
  • ビジネスの勉強も必要になるが、自由度は最高クラス

「自分の経験や強みを、そのまま仕事にしたい」人には、チャレンジする価値のある道です。


30職種まとめ|「人と関わらない度×年収イメージ×自由度」早見表

ここでは、ざっくりした感覚値として

  • 人と関わらない度(★1〜5)
  • 自由度(★1〜5:時間・場所の融通が利くほど★が多い)

をまとめてみます。
※あくまで目安なので、「こんなイメージなんだな」くらいで見てください。

→ より細かく「楽さ」と緊急度で比較したい人は、看護師の楽な仕事はどれ?夜勤なし×緊急度低めで選ぶ12タイプもチェックしてみてください。

職種人と関わらない度自由度
ケアハウス★★★★★
有料・特養★★★★
グループホーム★★★★★
サ高住★★★★★
小規模多機能★★★★
介護医療院★★★★
老健★★★★
デイサービス★★★★★☆
訪問看護★★★★★★
企業健康管理室★★★★
看護師ブロガー★★★★★★★★★★
看護師ライター★★★★★★★★
医療系コールセンター★★★★★★
オンライン健康相談★★★★★★★
eラーニング講師★★★★★
コンテンツ監修★★★★★★★
在宅事務系ポジション★★★★★★★
ツアーナース★★★★☆
イベントナース★★★★☆
スポーツナース★★★★
シップナース★★★★
アテンダントナース★★★★
健診センター★★★★
献血ルーム★★★★★
期間限定ワクチン・相談窓口★★★★★★
テーマパークナース★★★★
フィールドナース★★★★
海外関連ナース★★★★
応援ナース★★★★★
個人事業カウンセリングナース・講師★★★★★★★★

この表を眺めながら、

  • 「人と関わらない度」を優先するのか
  • 「自由度」を優先するのか
  • 「医療行為の多さ」をどう考えるのか

をイメージしてみると、選びやすくなります。


失敗しない「一人でできる仕事」の選び方3ステップ

①「何から逃げたいのか」を言葉にする

  • 人間関係(特定の人?全体の雰囲気?)
  • 夜勤・長時間労働
  • 責任の重さ・詰められる文化
  • 体力的なきつさ

これをごちゃまぜにしたまま動くと、
「人間関係はマシになったけど、身体が限界」
「夜勤は減ったけど、責任が重すぎてしんどい」
と、別のつらさが出てきがちです。

まずは 「自分が一番しんどいのはどこか」 を、正直に書き出してみてください。


②「手放せないもの」を3つだけ決める

  • これ以上下げたくない年収ライン
  • 欲しい休日数・残業の少なさ
  • 夜勤をやるか・やらないか
  • 通勤時間・勤務地
  • 将来のキャリアにつながるかどうか

すべてを叶える職場は、正直ほとんどありません。
だからこそ、

「ここだけは譲れない」という条件を3つだけ決める

のがおすすめです。


③ いきなり退職せず「お試し」から始める

  • 転職サイトで求人を眺めて、どんな選択肢があるか知る
  • 単発・スポットバイトで、気になる職場を体験してみる
  • 在宅系の仕事は、副業として少しずつ始めてみる

いきなり退職願を出すのではなく、

  • 「今の職場+副業・単発」
  • 「情報収集だけ始める」

といった逃げ道準備をしておくだけでも、心がだいぶ楽になります。


看護師転職サイト・派遣サービスをどう使うか?

→ 転職サイトって本当に使って大丈夫?と不安な人は、看護師転職サイトは使わない方がいい?知恵袋の理由を分解→後悔しない5つの使い方から選んでOKです。

一人配置の職場こそ「内部情報」が命

ケアハウスやグループホーム、訪問看護など、
看護師が少人数の職場は、

  • オンコールの負担
  • 医師との連携体制
  • 介護職との関係性
  • 看護師一人のときの緊急対応ルール

など、求人票だけでは見えない部分が超重要です。

こういう情報は、自分一人で探すよりも、

  • 転職エージェントに「実際どうですか?」と聞く
  • 派遣会社に「過去に働いた人の口コミ」を教えてもらう

ほうが、早くて安全なことが多いです。


エージェントに必ず伝えてほしいこと

  • 今の職場で、どんなことが一番つらいか
  • 「人と関わらない度」はどれくらいを希望するか
  • 医療処置の多さ・少なさの希望
  • 夜勤・オンコールの希望

ここをあいまいに伝えると、
「やっぱり合わなかった…」となりがちなので、
少し勇気を出して、正直に話すのがおすすめです。


サービスは「2〜3社の併用」が基本

どのサービスを使うかは、地域や希望職種によって変わりますが、

  • 1社だけに絞らず、2〜3社に登録しておく
  • 一番相性のいい担当者とメインでやりとりする

という使い方が失敗しにくいです。

「求人を見るだけ」「まだ転職するかは決めてない」
というスタンスでも大丈夫なので、
「逃げ道として登録しておく」のも立派な一歩です。


まとめ|「一人でできる仕事」を選ぶのは、弱さではなく戦略

病棟がしんどくなると、

  • 「私、看護師向いてないのかな」
  • 「みんな頑張ってるのに、自分だけ逃げたいと思ってる」

と、自分を責めてしまいがちです。

でも、一人でできる仕事を選ぶのは、

弱さではなく、
自分の心と身体を守るための戦略 です。

この記事を読んだあなたに、最後に提案したい「次の一歩」は3つです。

  1. もう一度、自己チェックの項目を見返して、
    「自分はどのタイプか」 を1行でメモする。
  2. この記事の30職種から、
    「ちょっと気になる仕事」を3つだけピックアップする。
  3. 転職サイトや派遣サイトで、その3つの仕事を検索してみるだけやってみる。

それだけでも、

  • 「今の職場しかない」という絶望感
    から、
  • 「他にも選択肢がある」という安心感

に、少しずつ変わっていきます。

もしあなたが、
「もう病棟は限界」「人間関係で消えたい」と感じているなら――

どうか、自分を責める前に、
働き方を変えるというカードを、そっとテーブルの上に出してあげてください。

一人でできる仕事は、
「逃げ場」ではなく、
あなたがもう一度、看護師として・一人の人として、楽に呼吸できる場所の一つです。

→ 「もう限界…」と感じたときの具体的な動き方は、看護師を辞めたい時の最終ガイドにまとめています。この記事とセットで読んでもらえると、より道筋がクリアになります。